梅雨入りした途端、気温も上がることが多くなりました。
今年も暑いんでしょうか。
暑いんですね。
現場仕事の皆さん、体調を崩さないよう頑張りましょう。
現場仕事でない皆さん、体調が悪い時は節電を気にしすぎないで、クーラーを使いましょう。
体力がない人は、冷房がないと本当に身体が弱ってしまいますので、電力もさることながら、そちらも心配です。
さて、明るいニュースもあります。
津波の被害に遭われた方達は、まだまだ大変な状況が続いていると思いますが、少しずつでも復旧が進んでいる事は本当に嬉しいです。
ありがたいことに、例年と変わらず、お客様からお手入れ仕事のお声を掛けていただいています。
今年も熱中症にならないよう、頑張ります。
さて、お手入れ仕事の合間に、お勉強に出かけてきました。
今回は魔法使いになるお勉強です。
ぐつぐつと煮えたぎる鍋の中に、次々と怪しげな物体が混入されていきます。
あたりにはモウモウと煙が立ちこめます。
出来上がったばかりのほかほかの物体です。
熱々なので、触ると火傷をします。
広げて冷まします。
あたりに異臭が立ちこめ、皆、鼻をつまみながらの作業です…というのは嘘で、匂いはしません。
えー、そろそろ本当のところを申し上げますと、この写真は魔法使いの講習ではなく、
三和土(タタキ)の作り方の講習なんです。
セメントを使わず、生石灰を使った施工方法の実演を見せてもらったのでした。
↓こんな風にタタキ締めます。
写真に写っているのは、愛媛から来られた講師の越智さんです。
実際にはなかなか行われない施工方法ですが、こういう機会でもなければ知ることはなかったと思います。
日本庭園協会茨城県支部さんの開催された講習会でした。
どうもありがとうございました。
【放射線一口メモ】
放射性物質と放射線の違い
今では、だいたい平の合同庁舎で毎時0.21μSvあたりで落ち着いています。
この数字が、放射線量です。
放射性物質と放射線の関係は、電球と光の関係みたいなものだと思います。
放射性物質は電球、放射線は光です。
放射性物質には、色々種類がありますが、今回原発から大量に放出されたものは、ヨウ素131、セシウム134、セシウム137などが主になります。
このうち、ヨウ素131は半減期が8日で、現在はもう当初の数千分の1程度の量になっています。
現在、放射線(光)を出している放射性物質(電球)は、主に半減期2年のセシウム134と半減期30年のセシウム137です。
さて、放射線(光)には、中性子線、α(アルファ)線、β(ベータ)線、γ(ガンマ)線、x線の種類があります。
これは、電球から、違う色の光が出ているとでも考えるとわかりやすいかもしれません。
発表される数値で計測されているのは「γ(ガンマ)線」だけです。
まず、中性子線は出ていません。
α線は紙一枚で遮断することができる弱い放射線(光)、β線も通り抜ける力が弱く、皮膚を通り抜けて入ってくることはできません。
外部被曝を考える上で、数えなければいけないのはγ(ガンマ)線だけなのです。
このγ(ガンマ)線は、他の放射線に比べると、通り抜ける力がとても強く、窓ガラスくらいだと、ほとんど関係なく通り抜けてしまいます。
ただ、通り抜ける力が強い、ということは、そのぶん、他の放射線に比べると、破壊力が弱いという風に考えられるのだそうです。
さて、現在、放射性物質(電球)は、空気中には、ほぼ存在しません。
一方で、窓を開けても閉めても、放射線(光)は入っています。
今現在、放射性物質(電球)はどこにあるか、と言うと、地表に落ちています。
主となっているセシウムは、単に地表に落ちているだけではなく、電球がソケットにがっちりはまり込んでいるように、土壌の成分とひっついてしまっているようです。
このセシウムの土壌の成分と結びつく力はとても強く、地下への浸透速度も1年間で1cm未満と考えられているそうです。(→つまり今後も地下水の汚染は考えにくい、と言うことです)
ですから、現在土に結びついている放射性物質(電球)は、乾いた土埃と一緒に舞い上がることはあったとしても、単体で空気中にふたたび舞い上がる事は、ほとんど考える必要はないようです。
以前の記事で、うちは窓も開けているし、洗濯物もお布団も外に干している、と書いたのはこういう理由からなのです。
よほど土埃が立ちこめる日でもない限り、埃はつけば、払えばいいと思っています。
長袖を着るのも、マスクを付けるのも、放射性物質のついた埃を防ぐ効果はあると思いますが、放射線そのものを遮る効果はないようです。
6/13より
いわき市でも独自に各支所にモニタリングポストを設置して測定するようになりました。
また、モニタリングポストの設置位置について、屋上で計っているとか、高い位置で測定しているとか言われることがあります。
まず、都市部の場合、コンクリートそのものが放射線を発しているので、ビルの谷間だと正確な測定ができない、ということがあるようです。
その他、隣接する病院などが放射線を扱うことがあると、それだけでも数値が変わってくるそうなので、かえって屋上の方が正確な数値が出せるそうです。
また、測定するγ(ガンマ)線は、飛ぶ距離が長いので、高さによる影響は少ないと言われています。