正月休みは、引っ越し以来手付かずだった土蔵の整理をしました。
この辺りは、昔コンニャク栽培が盛んで、あちこちにコンニャクを燻した土蔵が残っています。
土蔵から外に出した黒い木箱。
この中に秋に掘り出したコンニャク芋を入れ、冬の間燻しながら温めて保管し、春にまた畑に戻していたようです。
これを三年繰り返してやっと出荷となったそうです。
阿武隈山系では広く栽培されていたようですが、中国産に押されて今はほとんど作る人はいません。
木箱を出すと面白い空間になりました。ここは二階です。右側は茶室の躙り口のようになっています。
梁もしっかりしています。
全体に燻されて黒々としています。
一階部分。
土間に板を被せているところが炉になっていました。
木臼や木桶、足踏み式脱穀機、蒸し器などもありました。
仕事の合間にここを「隠れ家」に作り変えています。
中に籠って作業していると、独特の小宇宙を感じます。
さて、ちゃんと仕事もしています。
松の剪定。
工場の剪定。
大きくなりすぎてしまったコナラの幹伐採。
株本からもういちど幹をふかせます。
いわきで最初に作らせていただいたお庭です。
そんなこんなしているうちに大雪になってしまいました。
雪かきのあと薪割りをしました。
薪を割ると木の成長の様子がよくわかります。
どんな風にして枝が分かれてゆくのか。
新しく作った薪棚。
ありあわせの材料で作りました。
雪のある時を活用して残材の野焼きもしました。
少しくらい火の粉が飛んでも安心です。
木灰・炭は良い肥料になります。
雪の日には雪の日の働き方、楽しみ方があるものです。
さて、二月は久しぶりの石積仕事が待っています。
今度は石と重力と向き合います。
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