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【サイト情報他】「時を奏でる庭」について
庭園管理植吉のコンセプトは当初「美しい空間と時間」でした。
ですが、なんだか少し固いな〜と思っていた頃、出逢ったのが加藤文子さんの「時を奏でる盆栽」という本でした。

加藤文子の時を奏でる盆栽 (NHK趣味の園芸ガーデニング21)
加藤文子の時を奏でる盆栽 (NHK趣味の園芸ガーデニング21)
加藤 文子


盆栽と言えば、松やヒバやツゲやモミジに針金をぐるぐると巻いて形を作っていくというイメージが一般的です。

庭の世界の仕立て木は、この盆栽の形態を庭に取り入れたものだと言われています。
剪定など、樹木をコントロールする技術についても、庭が盆栽の世界に負うところはとても大きいです。


ですが、加藤文子さんは、針金をかけた盆栽の姿をどうしても美しいと思えなかったのだそうです。
伝統的な盆栽世界から離れ、加藤さんが作られる盆栽は、無理に形を作るのではなく、植物の伸びたい方向を見定めて、その方向に育ててやる、植物本来の姿を大切にしたものです。

植物と対話しながら作り上げる加藤さんの盆栽たちの周りには、「奏デル盆栽」の言葉にふさわしく、やわらかく音楽が流れているようでした。

加藤さんの作品はこちらで見られます。

私たちの作る庭、手入れさせてもらう庭も、単に形を整えるだけでなく、暮らしの中で音楽が流れるようなそんな空間を作り上げられたらいいな、と思っていたところに、加藤さんの「奏でる」という言葉は実にぴったりと来たのでした。
友人が加藤さんに弟子入りしていた事から、お願いして、その言葉を借りさせて頂きました。
「時を奏でる庭」です。

一昨日、その友人の那須のお庭の手入れに出かけてきました。
その時に、加藤さんのお宅にもお邪魔させていただくことができました。

ご主人の陶芸家の小沼寛さんとお住まいになっているお宅は、軽やかで自然な空気が流れていました。
小沼さんの作られる陶器も植物のような、宇宙人のような不思議な雰囲気があり、とっても素敵でした。
小沼さんの作品はこちらで見られます。

ご夫妻共に、まっすぐにこちらを見て話されて、とても心地よくお話しすることができました。

加藤さん、小沼さんともに、秋に田人にある土壁のギャラリー昨明で、それぞれ個展を開かれる予定です。
個展前になったらまたブログでもお知らせするつもりですが、いわき近辺にお住まいの方は、ぜひお出かけ下さい。


盆栽ガーデニング
盆栽ガーデニング
加藤 文子
| サイト情報 | 14:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
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