新規のお客様から時折お問い合わせをいただいておりますが、毎年のお客様のお手入れで、6月から12月までは身動きできない有様です。
大変心苦しいのですが、その都度事情をお話して、お断り申し上げております。
1月から5月のお仕事でしたら、まだ余裕がありますので、どうぞよろしくお願い致します。
秋彼岸になり急に涼しくなりました。秋海棠が咲き、続いて秋明菊が咲き、もうすぐ金木犀が香りそうです。
移り変わり、有限な日々を味わい尽くすこと。
そのことを念じて、毎日を過ごしております。
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梅雨に入り、毎日複数の天気予報をにらんでいます。
植木屋泣かせの季節がやってきました。
さっそく昨日、今シーズン一回目のアシナガバチに刺されました。
どんなに気を付けていても、刺されるときは刺されます。
虫に刺されたらすぐ、これ。
「ムヒアルファEX」
これを使ってからひどい腫れがなくなりました。
(個人の感想です。)
さて、梅雨に入る前に、大きな駐車場周りにロックガーデンを作る仕事をいただきました。
イメージ図。
また石山へ行って石選び。
大きい石でまず骨格を作り。
次に中小の小石を据えてゆきます。
あいだの隙間にお施主さんがお好きな草花を植えられます。
完了。
石と草花がうまく調和してくれることを願って。
そして、今は剪定仕事の毎日。
馴染みのお庭をお手入れしながら、今日の一日を重ねています。
毎日が新しい一日です。
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作庭前後写真(駐車場側)。
(駐車場左ロックガーデン)
(道路側ロックガーデン)
(ロックガーデン・擁壁側)
(玄関前アプローチ)
(アプローチから築山方面)
(築山)
(大谷石ガーデン)
(施工中)
まずは既存の土留めブロックの撤去から。
バックフォーで簡単に壊れるかと思いきや、太い鉄筋が入って頑丈に作ってあり、苦戦しました。
半分はハンマーや、はつり工具を使った手作業でした。
なんとか法面にしました。
土留め景石の据付。
排水を良くするために裏込めに小石や砂利をいれます。
道行く人も楽しめるロックガーデンになるように。
ぽんこつクレーン車、頑張ってくれています。
斫り後の擁壁は、土壁風に壁塗りしました。
早めに低木や草花を植えて、自分も花色を楽しみながら仕事しました。
既存の大谷石を再利用するのが、お施主さんのご希望でした。
玄関前アプローチと駐車場の区切りに使わせていただきました。
目地にタマリュウやリッピアを植えました。リッピアはこれから増えてくれると思います。
次に植栽。中庭に築山形成。
地面が粘土質で水はけが悪いので、大きな根鉢の下や築山の縁は深く掘り取り、小石や木炭を入れて土壌改良しました。
とにかくあらゆる掘削が粘土との闘いでした。
今年はサクラの開花が2週間早く、植栽が急かされました。
植木畑の桜も満開でした。
それでも新芽展葉にダメージなく、植栽が出来たのはうれしいことでした。
築山周りに、錆び砂利園路。これは排水機能も兼ねます。
防草シートの上に錆び砂利。
ほとんど一人作業でひと月とちょっと。
ご信頼頂いて、お任せいただいたお陰で、終始気持ちよく仕事させていただきました。
ありがとうございました。
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東北の湘南と自称するいわきにも珍しく雪が積もりました。
こんな時はいそいそと丸太や板焼きをします。
竹垣の柱や屋根などに使うヒノキ材です。
山の端から上がるご来光。
毎朝、この谷を下りて現場へ向かいます。
寒さが身に染みる季節ですが、日脚はだいぶ長くなりました。
太陽の光 → 鳥の声 → 花の匂い と、春を感じてゆくそうです。
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10日ほど集中した石仕事、無事終わりました。
施工前。
施工後。
去年の6月にお話しがあって、こちらの都合で年明けになってしまいましたが、ケガ無く、事故なく無事納めることが出来ました。ありがとうございました。
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石山に行って、石を選び、
置き場にストック。
それをまた積み込んで現場へ。
植栽帯の土留め景石。
合端を合わせ、色合いや質感を考え、動かぬよう重力を傾け、石の機嫌をみながら据えてゆきます。
樹木の側なので、微妙なクレーンワークが必要です。
石仕事は、石の機嫌を損ねると、こちらの「気」を吸われ、とても疲れます。
ぴったり座ってくれると、逆に石から元気をもらえる気がします。
石が笑ってくれるよう、毎日が試行錯誤です。
正月休みは、植木畑で恒例の萩切り。
束ねてまた竹垣の材料に使います。
大きくなりすぎて、もう出せなくなった植木も伐採しました。
切り口が痛々しいですが、切った幹枝は薪にして来年の冬に備えます。
一年間太陽と風に乾燥してもらいます。
自宅入口スロープの手入れもしました。
やっと新年を迎えられた気になりました。
足し算も大事だけれど引き算はもっと大切だと思う年齢になりました。
引くことで、新しい場所を作り、清い風や流れを起こす。
そんな一年になればいいなと思います。
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昨年は6月の松手入れ中に、ハシゴから落ちて、左足くるぶしにヒビを入れ、二か月ギプス生活でした。
もっとも10日後くらいにはギプスシューズ履いて、お手入れに動き回っていましたが。
油断大敵。
まいにち毎日が大切な一日であることを切に感じます。
みなさまも日々が新しい繰り返しでありますように。
美しいものやこころにたくさん出会えますように。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
(植吉・鎌田拝)
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前回、雪景色の写真を載せたのに、あれよあれよと草が伸び、また雑草との闘いが始まりました。
植木畑の今季初草刈。
冬に造成した自宅敷地の法面にも色が付いてきました。
オダマキの花。
枝垂れ桜が咲いて、
春宵一刻値千金。
また新たな竹垣仕事もいただきました。
冬に多めに竹を切って置いてよかったです。
奥のアパートの窓の目隠しになるように構成。
手前の株立イロハモミジは昨秋植えさせていただきました。
また萩束を混ぜました。
仕上り。
裏側。
仕上りの頃には、モミジも芽吹いていました。
昨年作庭したお庭の様子見に伺いました。
赤白のトキワマンサクと芝桜が花盛りでした。
奥のリッピア(ヒメイワダレソウ)も平米3ポットしか植えないのに、一年で一面に広がっていました。
お客様のマメな管理のたまものです。
今年3月作庭のお庭。
こちらのリッピアも半年もすれば、一面に広がってくれると思います。
掘り取り時、根が悪くて予後が心配だったメインツリーのシルバープリペットも無事芽吹いておりました。
一安心。
今日から五月。
あっという間に葉が繁り、重たくなってきました。
また虫が出るし、ハチに刺されます。
それでも日々はまた別日。
とどまらぬよう、とらわれぬよう、にごらぬよう、
この時を流れてゆきたいと思います。
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小名浜の工場の松手入れ。
二月酷寒松手入れは、どんなに着ぶくれてもきびしいです。
それでも帰り道にみる、勿来火力前、岩間海岸の風景は毎度美しく、何度かクルマを止めて写真を撮りました。
震災で崩れた崖道が整備されて、いまは格好の撮影スポットになっています。
阿武隈の山並みが静かに海に傾斜して、五浦の岬の方へと溶け込んでゆきます。
海も空も毎日刻々と表情を変えます。
いわきで最初に作庭させていただいたお庭の寒肥・マシン油散布などの冬手入れ。
コナラの幹が太くなり、存在感を増してきました。
さて、今年も竹垣仕事のご依頼をいただきました。
寒のうちに田人の山中で真竹の刈り取り。
刈り取るごとに青空が開けます。
作業場で寸法切り。
古い竹垣の撤去。
ヒノキの焼き丸太を建て、無目板取付。
懸樋取付。
既存樹をよけながらの作業。
仕上り。天板付鉄砲垣。
こちらは洋風のお庭。
まずはゾーニング。曲線の外構壁に合わせて。
桜御影石の敷石。
敷石完了。
植栽。シンボルツリーにシルバープリペット。周りにトキワマンサクやオリーブ。
下草植えはお施主さんがご自分で楽しまれます。
春彼岸、浜通り北部に震度6強の地震。
そのあと牡丹雪。花をつけたよう。
竹林はほとんど道路に倒れ込みました。
ノコを持って処理にゆくと頭からどさどさ雪が落ちました。
震災、台風、疫病、戦争、また地震。
これも歴史の節目なのでしょうか。
倒れた竹も、雪が解けると、またもとのように直立します。
春よ来い。
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秋のお手入れの時は、このテラスで一緒にお茶を御馳走になりました。
お施主さんが丹精込められた干し柿。
毎年ここのモミジは見事です。
今年は寒い年越しになりました。
一日家の中にいると、薪ストーブの薪の消費が激しいです。
それでも火を使い、火を見つめる暮らしは有り難く、この冬ごもりの楽しみのために毎年薪割にいそしんでいます。
さいわい薪は、庭仕事で出る伐採木で大よそまかなわれ、さらに先ほどの山荘のお客さんから敷地を整理した大量の薪をいただくことがあります。
今年の薪棚。
これだけあれば、春まで何とか持ちそうです。
年末は南相馬原町に帰省し、85歳になった父と80歳になった母を連れて、相馬百尺観音前、十割蕎麦「めんこい」で年越しそばをいただくのが恒例になっています。
去年はコロナ騒ぎで行けませんでしたが、今年はなんとか連れてゆくことができました。
そして父の実家そばの右田浜に出来た巨大風車を、なんとなく見て帰ってくるのが、恒例になりました。
ふもとにはメガソーラーが広がっています。
かって水田や集落や松林だったところです。
震災から十年も経つと、記憶の中の風景は夢の中のようです。
久しぶりに会う親戚の子らはみな驚くほど成長し、親や叔父伯母たちは会わない分だけ年老い、自分たちも衰えを自覚するようになりました。
それでも「行雲流水」、動かぬ水は腐るだけです。
生きること、働くこと、人とつながることの本質はどこにあるのか。
そのことを見つめながら、日々を積み重ねてゆこうと思っております。
今年も、どうぞよろしくお願いいたします。
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そして今シーズンはすでに7回アシナガに刺されています。一日4回という新記録も樹立しました。(泣)
それでも田んぼの稲刈りが始まり、あぜ道に赤い花が咲き出すと、ああ、今年も秋彼岸がきたな、雲はこんなんだっけ、どこからかキンモクセイが香ってくる、と、しみじみします。ゆくものはかくのごときか。昼夜をおかず。
さて、ご報告は半年前の春の庭作りから。
お父様の残された、大量の松の木を生かしたお庭にしたいというお施主様のご希望。
施工前。奥に長い敷地。
築山を作って、出来るだけ奥行が出るように、大小の松を組み合わせました。
リビングから見ると松が波のようにうねって続いています。
一木の松のように。
駐車場は、板石敷きがご希望でした。
すべてビシャンで面取りしています。
車止めに縁石を使っています。
こちらはまた別のお庭。
以前作らせていただいた石敷きの駐車場と園路を結んだ地点に、テラスを作らせていただくことになりました。
石仕事が続きます。
両脇の大石をつなぐように、大谷石と御影板石を敷き並べてゆきます。
石の色合いも考えて。
お施主様がテーブルを置いてくださいました。
ここでゆっくり杯を傾けながら、自然の移り変わりを感じたいと、お施主様のお言葉。
五月の陽光の下、気持ちよく仕事させていただきました。
さて、今回は長くなりますので、この辺にさせていただきます。
もう少しマメに現場報告いたします。
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酷寒と思われた1月、2月を何とかやり過ごし、急に暖かくなったと思ったら、例年にないサクラの開花の早さ。
あっという間に新緑の季節になりました。
枯れ木に花が咲いたのに、「わが身ひとつはもとの身にして」、花々に、お前は何をしてきたのだ、と迫られるような、妙な焦燥感にとらわれます。
木の芽時というのでしょうか、心身と自然の速度がかみ合わないような、ちぐはぐさ。
色彩が痛い。
さてさて、年が明けてからまたもや更新をサボっていました。
雨休みの今日、久々の現場日記、ご挨拶申し上げます。
冬の定番の竹垣仕事。古くなった建仁寺垣から鉄砲垣へ。
萩束を混ぜ込みました。
掛樋も取り替えました。
四ツ目垣と、金閣寺垣も新調。
年に一度でも竹垣仕事させていただくのは、ありがたいことです。
酷寒の水で竹を洗った修業時代を思い出させていただけます。
さてこちらはお庭の改修工事。
お爺さんの残されたお庭を、お孫さんである若い施主さんが受け継ぎました。
仕立物中心のお庭を、季節を感じられる雑木林風のお庭のしたい、というご希望でした。
とりあえず、お庭の「引き算」をしましょうと、まずは伐採・整地工事。
松やキャラ、ツゲなどの仕立物の植木にお神酒を上げ、今までの生育に感謝しながら、思い切って「引き算」、余白を作ります。
できたスペースに新しい植栽のイメージを作ります。
株立の高木を中心に植えてゆきます。
5m大のエゴやシャラ、ヤマボウシ、コナラなどを植えたので、庭の「気」が上方に引き上げられ、下枝を払ったので、小さいお子さんの走り回って遊ぶスペースが出来ました。
藤棚も作りました。
施工前。
施工後。
さてさてこちらは、昨夏から段階的に工事させていただいているお庭。
今回は裏側駐車場の土留め石組と植栽工事です。
ロックガーデン風のざっくりした土留め石組ということで、ざっくり、どん、とバックフォーで大きめの石を据えてゆきます。
御影縁石で階段を作ります。
踏面は真砂土舗装。
トキワマンサク植栽。
石組のあいだは、お客様が芝桜などを植えて楽しまれます。
ヒメイワダレソウ(リッピア)植付。
将来グランドカバーとして広がることを期待して、平米3pot植え。
消石灰で1mメッシュに区切って植付ました。
さてさて、長くなるので今日はここまでにします。
2月から4月まで「いわき民報」の「くらし随筆」というコラムを、毎週金曜日担当させていただきました。
HPの「植木屋雑記帳」にでも転載したいのですが、ソフトの不具合でHPの方は手を入れられなくなってしまっています。
機会がありましたら、アップ致します。
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毎日夜明け前に起きて、少しの読書、しだいに明け行く空とともにその日の課題に集中し、夜はぐったり早寝する。
そんな繰り返しで、あっという間の年末です。
あれから作らせていただいたお庭。
庭土の基盤が固く、大雨が降ると表土が流れてしまうというお悩み。
みず道を砂利敷き園路にし、植栽エリアを築山に客土することをご提案しました。
園路掘削。
水の集まる法面の芝生をはがして、階段にします。
砂利敷き。
階段作り。全体の水の流れをこちらに誘導します。
植栽。
玄関前には小端積みの花壇。
軒下で生育の悪かった芝は、剥がして石敷きにしました。
その後何度か大雨が降りましたが、水はうまく誘導できているとお施主様からお言葉をいただきました。
庭作りで常々思うことは、庭には物理相、化学相、生物相、の「階層」があるということです。
物理(水はけ等)、化学(肥料等)、生物(微生物・植物・昆虫等)、この順番で改善していかないとうまくいきません。
これに気象相(日当たり、寒暖等)が複雑に絡み合います。
いくら良い木を植えても、水はけが悪ければ根腐れしますし、いくら良い肥料をいれても濃度を間違えると肥やけします。
暖地の植木は寒地では育ちません。雨露のかからない場所では生育が悪くなります。
考えれば当たり前のことですが、人工物ばかり相手の表面的な記号操作のようなことをしていると、「自然」というしっぺ返しを食います。
「自然」=「移ろい」=「時間」、そんなことを思いながら庭を作らせていただいています。
さて、こちらは盆明けに作らせていただいたお庭。
まずは隣家の目線を遮る板塀作り。
駐車場から玄関へのアプローチ。
大石据付。
小石敷き詰め。
目地詰め。
両脇にタマリュウ植付。
盆明けに急に暑くなった気候の石仕事に、夏バテして一日寝込んでしまいました。
こちらのお庭は年明けにまた継続させていただきます。
それからの剪定行脚。
夏から秋、秋から冬へ。
年末、やっと薪割する時間が持てました。
お客様からいただいた椿の伐採丸太。
椿は繊維に粘りがあり、スカッとは割れません。
枝分かれの繊維の流れ。
剪定の切り口が悪いと、幹の内部がどういう風に枯損してゆくかが分かります。
来シーズンの冬の備えです。
自宅のアプローチもにぎやかになりました。
来年が健やかな一年でありますように。
よいお年をお迎えください。
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雨のたびに緑が繁り、この季節は、空気も緑色に見えます。
自宅、PC机前の窓の景色も色彩が滴るようです。
カルミア、カツラモミジ、オオデマリ、ガマズミ、ノムラモミジ、ハナモモなどなど…。
この庭、冬にはイノシシが来て荒らして行きます。
一月半かかっていたお庭、先日やっと完成いたしました。
畑エリアの向こうに、庭道具を入れる小屋を作りました。
アクリル板にステンドグラス風フイルムを張りました。
庭木戸。
玄関へのアプローチ脇には大名竹。
坪庭には侘助。
駐車場のトキワマンサクが紅白花盛り。
駐車場のピンコロ外構、クルマに当たるので角を斫って筑波石に据え変えました。
石仕事には石仕事の身体、大工仕事には大工仕事の身体、左官には左官、土木には土木、植栽には植栽、庭屋は色んな身体のフォーメーションに変容しながら戯れています。
そんな仕事をさせていただくお客様に感謝です。
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あれから人間界は大変なありさまになりましたが、庭屋はあまり人と会うこともなく、地べたでひたすら石を敷いたり、芝を張ったり、木を植えたりしています。
石敷き駐車場。
真ん中にコンクリの駐車場。それを挟んで両脇に石敷き。真ん中で分かれる二軒家、ペット可の賃貸住宅です。
中庭の芝張り。甘夏の剪定。実の収穫。
高めの賃料設定ながら、すぐお客さんが決まったと、不動産屋さんも驚いていました。
まずはめでたし。植えた桂の木も今は芽吹いて建屋を彩っています。
さて、こちらは芝張り適期を待って中断していた海辺のコテージの庭。
ロックガーデン風土留め石目地の下草植え。
潮風に強いハーブなどを植えました。
芝張りとソテツ植栽。
この芝はTM9芝です。
トヨタが開発した、芝刈り回数を大幅に減らして管理を楽にしたという商品です。
値段は高麗芝の3倍。さてどんなものか。
いい波が来る塩屋崎燈台そばの賃貸コテージ。サーフィン好きな方にお勧めです。
そして、もう一月も取り掛かっているお庭。
位置出し、レベル杭打ち。
園路掘削。築山形成。
板塀建て。砂利敷き。
石敷き。33m。
畑エリア。石敷き園路の目地には苔を張ります。
駐車場側の植栽。ジューンベリー、ミツバツツジ、シャクナゲ、ヤマモミジ、トキワマンサク、五色ナンテン、利休梅など。
まだまだ続きます。
ウチのやっかいな猫たち。
陽光に誘われて庭に出てきました。
人間界は大変ですが、猫たちにはいつもの春です。
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自宅隣の梅園も咲き出しました。
冬は寒肥やマシン油散布などの管理作業の他に、伐採作業や、竹仕事などに追われます。
工場の伐採作業。
秋の台風で幹折れした桜の処理。
発生材は来年用の薪に使わせていただきます。
薪に燃やした後の灰はまたよい肥料になります。
石敷き駐車場のメンテナンス。
2月の裸木の影。
2月後半から作庭仕事が始まりました。
こちらは震災の津波で流されたエリア。
右手に新しく作られた防潮堤が見えます。
サーファー用のコテージとして建てられた二棟の建屋。
津波の被害に遭われたオーナーが不屈の意志で建て直しました。
法面のざっくりとした石張り。
空けた目地には4月に草花を植えます。
同時進行中の新築のお庭。
コンクリ駐車場の横に、石敷きの駐車スペース。
クルマがない時には庭になるように。
盆明けに作らせていただいた神社の小庭に、石碑を建てていただきました。
令和記念のお庭ということで、工事業者として名を刻んでいただいております。
植えたシマトネリコとナナカマド。
ナナカマドに赤い芽がたくさんついています。
新緑が楽しみです。
小庭前のスペースにはベンチが置かれて近所の方たちの語らいの場になっているようです。
では、またご報告いたします。
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大きなケガも事故もなく、年の瀬を迎えられたこと感謝申し上げます。
現場へ向かう山道で、いつも見るモミジがあります。
なんとこの木は、岩を抱いています。
幾星霜、どんな時間を経験したのでしょう。
この木を見るたびに、継続することの勇気をもらいます。
さて年末のお手入れ行脚。
年に一二度のご挨拶ながら、いつも気持ちよくお仕事させていただき、誠にありがとうございます。
こちらはこの春作庭させていただいたお庭。
モミジが見事に色づいておりました。
大きなモミジはクレーンにゴンドラ付けて作業します。
ゴンドラをラジコン操作しながら、色づいた木々の梢の中を、ゆや〜ん、ゆやよ〜ん、と恍惚でした。
薪ストーブの煙も一幅の絵です。
さてこちらは、伸びすぎたバラ棚。
上ばかりで、下枝に花が付かなくなってきたので、冬の間に思い切って切り詰めます。
ついでにかなり傷んできた棚を再塗装しました。
このバラ棚は、5月にはこんなに花を付けます。
さて、あれからも暇を見つけては散歩に出ています。
スマホの万歩計アプリがいい励みになります。
家から30分も歩けばこんな景に出会えるのも、田舎暮らしの喜びです。
それでは皆様、よいお年をお迎えください。
ありがとうございました。
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なんでもない畑道にも錦の彩りがあります。
秋の剪定シーズンになりました。
こちらは震災の翌年に作らせていただいたお庭。
剪定前。
剪定後。
水路のあるお庭。
空き地だったお隣にも家が建ちました。
阿武隈の反対側の山裾、矢祭町の友人の家。
たまには家内に手伝わせます。
作業後、お母さんと見る仕上がり。
また来年伺います。
こちらは街場のお庭。
大きな木には乗り込んで手を伸ばし。
空を鋏むように。
サンゴジュの枝透かし。
6月に作らせていただいたお庭。
エイジングな壁になりました。
夕暮れに脚立積んで帰ります。
宮沢賢治の童話に「虔十公園林」というのがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=II_m7hSv2TQ
賢治の童話の中でも好きな作品のひとつです。
お客さんから、自分の所有する農地で、いつも雑草管理にトラクターをかけているだけだから、ここにギンナンや梅やスモモを植えて、みなが花や実を楽しめるようにしたいという申し出がありました。
10月末、お客さんと一緒に苗木を植えながら、まるで「虔十公園林」ですね、と笑うと、読書家のお客さんはすぐに察して、ニヤリとされました。
数年後が楽しみです。
最近、足腰の衰えを感じることが多く、時間を見つけて散歩を励行するようになりました。
老犬と一緒です。
久しぶりに裏山の林道を歩いていて驚きました。
アスファルトの下地がこの前の台風の大水で流されて、魔が通った跡のようになっています。
谷筋の道路は丸ごと流されていました。
老犬はここを渡ろうとせず、呼ぶと加速して逃げてゆきました。
何度か戻って探すうちに夕闇が迫り、こちらが遭難しそうなので諦めて帰りました。
犬はちゃっかり帰っていました。
元来た道を戻ったようです。
秋が深まります。
]]>今年の夏は雨ばかりで暑さは大したことない、とほざいていた7月から一転、日射に焼かれて脚立にも触れないほどの酷暑に見舞われました。
毎日、剪定や草刈に追われ、もう植物に触りたくない、虫に刺されたくない、早くクリーンな冬が来ないものか、と願ううちに、ススキが開き、稲穂が垂れ、刈られ、水晶のような秋が来ました。
まったく秋の斜めの日差しは水晶のような透明です。
いままで逃げていた太陽を逆に迎えるように陽だまりの昼寝から覚めると、新しい一日が始まったかのように午後の仕事を始められます。
そんなつかの間、次々と大きな台風がやってきました。
特に10月12日(土)の夜に襲った台風19号は、いわき市各地にも甚大な被害をもたらしました。
住んでいる家は、山裾で土砂災害警戒区域にも指定されている為、夜11時頃、ジェット機が通るような「ゴー」という音と、ごんごん岩がぶつかるような音を聞き、土が腐ったような異臭がした時は、緊張しました。
それでも雨は12時過ぎには収まり、大過なく朝を迎えることができました。
翌朝仕事に向かうと、あちこち路肩が崩れ、山から出水と土砂が流れていました。
井戸沢橋から見た鮫川の景。
鮫川は上流の高柴ダムが緊急放流したのですが、津波被災後に作られた堤防の嵩上げ工事が功を奏したのか、下流域に大きな被害がなかったのは幸いでした。
5月に拡張した自宅入口スロープの砂利が、盛大に流されていました。
仕事の合間にところどころに据えていた板石が少しは役に立って、土留め石を崩すまでには至らなかったのが幸いでした。
毎回大雨の度に砂利が流されるので、この機会に全面石張り工事をしました。
このスロープはもともとこんな状態だったので、ずいぶん開かれたと思っています。
蟻のように少しずつ巣穴を作っています。
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去年の今頃は、連日の猛暑に日本中が悲鳴を上げていたのが嘘のようです。
そんな中、お客様からうれしい写真のお便りが届きました。
今年は常緑ヤマボウシが見事に咲いたので見てほしいということです。
ほんとうに見事な、葉が隠れて見えないほどの花です。
寒肥がよく効いたのか、奥に繁っていたコナラの幹を間引いて光当たりがよくなったからか、たぶん色んな要件が複合してこうなったのでしょう。
自然のものは、こうすれば必ずこうなる、という単線的なものでなく、重層的なものなので、いつまでも勉強させられます。
またそれがこの仕事の面白いところでもあります。
4月に施工した石敷きに、お客様がこつこつと集めた苔を張っていただいたとお知らせいただき、先日拝見しにゆきました。
スナゴケやハイゴケ、タマゴケ、スギゴケ、実にたくさんの種類の苔を張っていただいています。
苔の緑が入ったことにより、石の色味も面白く映えてきました。
奥の方はまだ目地が残っているので、これからもじっくり愉しまれるそうです。
さてこの頃は剪定仕事の毎日です。
毎年のお客様に毎年のお庭、変わらないものと変わりゆくもの、しみじみ思い感じながら、お仕事させていただいております。
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道を覆うような雑草や木々をかき分けて、田人の山からましらのように下りてゆく毎日です。
先日仕上がったお庭の写真です。
施工前はこんな感じでした。
昨年同じ季節に庭作りさせていただいて、手付かずだった階段と擁壁が、新しくなった庭の雰囲気に合わない、ということで、今回の追加工事になりました。
古い階段を壊し、石積をしました。
間知ブロックの擁壁にモルタル下地をし、タイルで模様を付けました。
土壁風に上塗りし、階段踏面に一二三石模様をつけました。
既存のネットフェンスを撤去し、板塀にしました。
さて、梅雨入りとなり、今は剪定・管理仕事に追われる毎日です。
雨が恨めしいやら、からだ休めができてほっとするやら。
谷間にネムノキが咲きだすと、夏本番になります。
【付記】自宅入口の土留め石に少し植栽をしてみました。
植木畑にあった余り物の、ドウダンとサツキです。ツリバナマユミも一本植えてみました。
石と緑の相性の良さを感じます。
暇をみて少しずつ増やしてゆくつもりです。
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晴耕雨読といいますが、この春は何やかんやと雨読する間もなく動いておりました。
連休中にとりかかっていた自宅入口のスロープは、取り合えずこんな感じになりました。
スロープの砂利敷きした部分が、もとの石積のあった範囲です。
歯が立たなかったもとの石積壊しは、どうしたかというと、
こんなことや、
こんなことをして、なんとかやり終えました。
(お客さんのお庭では決してこんな危ないこと致しません!)
ピック付きのバックフォーを借りればよかったのですが、連休中で重機屋が開いておらず、苦肉の策でした。
あとは、細かい手作業と植栽などして完成の予定です。
さて、駐車場の石張り仕事は5月後半にようやく完成いたしました。
目地に苔が乗りやすいように粘土質の真砂土を入れました。
あとはお施主さんに、周りに自生しているハイゴケや、タマリュウ植えをお任せして、お引渡しとなりました。
作業中、モミジがいい木蔭をくれました。
さて、現在は次のお庭作りに励んでおります。
あと少しで完成ですので、またご報告いたします。
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林縁にマタタビの葉が白くなると、もうすぐ梅雨になるのだな、
このあと合歓の木が眠たげな花を開き、山百合が濃厚な香りを漂わせると、もう夏本番です。
さて4月後半から5月のお仕事のご報告です。
おかげさまで忙しく働かせていただきました。
モミジの植栽とタマリュウ植付。
延べ段作りと錆砂利敷き。
お庭のリフォーム。(築山造成・植栽・錆砂利敷き)
草花植付。
合間にお手入れ作業にも回らせていただきました。
笹刈り。
芝刈り。
植木畑の草刈りもして、陽が長くなり、草木が伸びると植木屋さんの休む間はありません。(笑)
さあ、いよいよ剪定シーズン。
季節ごと、毎年きまって咲く花や鳥の声、虫の声、そしてお客様に喜んでいただけるお言葉を励みに、この夏も頑張ります。
————————従業員募集————————————
業務多忙につき、従業員さんを募集しています。
一緒に、素敵な空間つくりをしてみたいと思われる、
庭作りや植物にご興味をお持ちの方のご応募、お待ちしています。
詳しくは、こちらをご覧下さい。
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]]>朝夕の渋滞につかまると往復3時間のロングドライブ。
昔録りためていたカセットテープ聴きながら、7日間通い詰めました。
特に仕事帰りの疲れた身体で聞く昭和演歌は、身に染みました。(笑)
ちょうど桜の時期で、あちこちで繰り広げられる柔らかな彩りの景。
高台に出来たバイパスを通ると、広がる海の青。
水平線はいつも目線の高さに移動するのでした。
さて今回のお庭は、リビング窓前の坪庭のようなお庭。
仕事で疲れた身心を癒す緑の空間を作ってほしい、というご依頼でした。
まずは、お庭に降りるための沓脱石設置場所を砕石で転圧。
沓脱石設置。
黒御影石を、北茨城の神永石材さんに加工してもらいました。
既製品のガーデンパンを取り外し、苔のついた川石(鮫川石)で囲いました。
目皿を取り付け、松煙を入れたモルタルで固めました。
飛び石でゾーニング。
駐車場からの通路部分は踏み固められて、据えるのが大変でした。
高木から植栽。
水栓周りにはセキショウを植えました。
駐車場側、丸窓前には黒竹。
囲われたスペースなので、竹類も安心して植えられます。
低木、下草など植栽。
飛び石でゾーニングされた空間に、リシマキア、アジュガ、リッピアなど分けて植えています。
立水栓は雰囲気に合わせて、蛇口を取り替え、竹で囲いました。
完成。
まだ芽吹いていない、秋明菊、秋海棠、ホスタなどの苗も植えています。
フェンス沿いに植えた、アイスバーグ(つるバラ)の伸張も楽しみです。
これから季節ごとに彩りを変えるお庭を、どうぞお楽しみください。
ご縁をいただき、ありがとうございました。
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一緒に、素敵な空間つくりをしてみたいと思われる、
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3月のお仕事のご報告をしないまま、もう4月も半ばになってしまいました。
我が家の枝垂れ桜も終わりかけ、桂モミジもオレンジ色の新芽を吹いてきました。
そろそろ雑草との格闘が始まります。
3月のお仕事は、その雑草対策に悩まれたお客様のお庭の改修工事でした。
芝生とコニファーで囲まれたお庭。
まず巨大化したコニファーを伐採することから始めました。
ゴールドクレストは若木の時は良いのですが、巨大化しやすく、また根張りが浅いので倒れやすい木で、よく伐採依頼があります。
バックフォーを入れて、芝剥がし。
10cm下は岩盤で、芝の生育にも悪影響を及ぼしていました。
芝をはがした後、客土して島状の築山を作ります。
築山に、カブト虫の幼虫に作ってもらった自家製腐葉土と炭をたっぷり混ぜ込みます。
今回の改修工事はデッキ前エリアだけなので、縁石で区切ります。
そして築山に植栽。
桜御影石で築山の土留め。
土留め石に合わせて低木と下草を植え、周りの整地。
防草シート敷設。
錆砂利敷き。
完成。
築山の中の空いたスペースには施主様ご家族に草花を植えていただきます。
植栽スペースを島状の築山で区切って、いわきに多い岩盤の庭での植物の生育を守り、周りを防草シートと錆砂利で覆うことによって雑草管理がとても楽になります。
昨年からご依頼いただいたお庭作り。やっとお約束を果たすことが出来ました。
新しいお庭でのお暮しをどうぞお楽しみください。
ありがとうございました。
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土場で石選び。
冬の土場では、石の隙間に潜む蛇などに咬まれる心配がないので、安心してワイヤーかけの手を入れられます。
施工前の現場。
古い石垣が崩れかかっていました。
既存の石垣を解体し、床掘。
松などの根があるので50cm前にせり出しました。
下地にグリ石を縦使いで据え、砕石を転圧してゆきます。
裏込め石搬入。
大石搬入と遣り方出し。
大石据付と裏込め石入れ。
裏にコンクリを入れない空積みで、しかも面積みなので、石を寝かせ、裏込め石を大量に入れて重力と土圧の分散を図っています。
足元は雨でえぐれないように、コンクリ打設。
完成。
色々反省点はありますが、なんとか一人でやりおおせました。
お施主様ご家族には大変お世話になりました。
ありがとうございました。
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正月休みは、引っ越し以来手付かずだった土蔵の整理をしました。
この辺りは、昔コンニャク栽培が盛んで、あちこちにコンニャクを燻した土蔵が残っています。
土蔵から外に出した黒い木箱。
この中に秋に掘り出したコンニャク芋を入れ、冬の間燻しながら温めて保管し、春にまた畑に戻していたようです。
これを三年繰り返してやっと出荷となったそうです。
阿武隈山系では広く栽培されていたようですが、中国産に押されて今はほとんど作る人はいません。
木箱を出すと面白い空間になりました。ここは二階です。右側は茶室の躙り口のようになっています。
梁もしっかりしています。
全体に燻されて黒々としています。
一階部分。
土間に板を被せているところが炉になっていました。
木臼や木桶、足踏み式脱穀機、蒸し器などもありました。
仕事の合間にここを「隠れ家」に作り変えています。
中に籠って作業していると、独特の小宇宙を感じます。
さて、ちゃんと仕事もしています。
松の剪定。
工場の剪定。
大きくなりすぎてしまったコナラの幹伐採。
株本からもういちど幹をふかせます。
いわきで最初に作らせていただいたお庭です。
そんなこんなしているうちに大雪になってしまいました。
雪かきのあと薪割りをしました。
薪を割ると木の成長の様子がよくわかります。
どんな風にして枝が分かれてゆくのか。
新しく作った薪棚。
ありあわせの材料で作りました。
雪のある時を活用して残材の野焼きもしました。
少しくらい火の粉が飛んでも安心です。
木灰・炭は良い肥料になります。
雪の日には雪の日の働き方、楽しみ方があるものです。
さて、二月は久しぶりの石積仕事が待っています。
今度は石と重力と向き合います。
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この人手不足はいつまでつづくのでしょう。
会う人ごとに話を訊くと、ことは建築業界に限らないようです。
少子高齢化、地域格差に世代間格差、構造の大きな変革が起きているようです。
それでも今日は、今日のいちにち。
最善のかたちで一日を仕舞えるよう、何か美しいものに出会えるよう、生み出せるよう、念じながら、祈りながら、なんとか日々をつなげたら、今年ももう仕舞いの日を迎えました。
どうぞ皆様よいお年をお迎えください。
震災翌年に作らせていただいたお庭。
池の金魚も大きくなりました。
脚立の上から撮っています。
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しばらくぶりのブログ更新です。
こちらは昨秋作庭させていただいたお庭。
駐車場兼スロープを石模様のカラクリート仕上げにさせていただいたのですが、白華が抜けず困っていました。
建築施工側が探してくれたのが、ヤブ原産業の「スーパーエフロクリーン」。
こすり落とすのではなく、霧吹きで吹きかけて、泡が出たらすぐに洗い流すのがコツでした。
薬剤を吹きかけては洗い、吹きかけては洗いして3〜4度。
すっかり白華が取れました。
これはすぐれものです。
いい勉強になりました。
さて真夏のお手入れ仕事、こちらは丸三年手が入らず、伸び放題に荒れてしまったお庭。
新盆前にすっきりさせたい、ということでお手入れに入りました。
不要な植木は伐採して、石組みが見えるようになりました。
こちらは門構えと松のバランスが素敵なお庭。
青空に透かした松葉が映えました。
こちらは和風のお庭から少しずつ、雑木林風に作り変えさせていただいたお庭。
コナラやモミジの幹がだんだん太くなって、小流れとの雰囲気も良くなってきました。
樹高は二階の屋根の高さに抑えています。
作庭させていただいたお庭は、お手入れしていると格別の感慨を覚えます。
内郷のお庭。
東海村のお庭。
洋向台のお庭。
さて金銀の箔を降らすようなヒグラシの声も終わり、秋明菊が花開いてきました。
去年3度、一昨年4度刺されたハチに今年はまだ一度もやられていません。
このまま無事に夏が過ぎてくれるのを祈るばかりです。
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梅雨入り雨休みの本日、このひと月の現場報告いたします。
取り掛かっていた作庭は無事おさまりました。
園路舗装だけ家内に手伝ってもらい、あとは全く一人作業でした。
(植吉では引き続き人材募集中です!
一緒にたのしく働きましょう!)
版築型枠。材料を流し込むのではなく、突き固めるのでがっしり作ります。
打設の日はあいにくの雨模様。
急ごしらえのテントを張りました。
お施主の旦那様が手伝ってくださいました。
型枠外した直後。
土の色とセメントの種類を変えて、地層模様を作っています。
上部は植木鉢仕様にしてサフィニアを植えました。
つづきは園路。
模様石を据えて、メッシュを張って、
ひたすら叩く、敲く、撫でる。
翌日家内は腕が上がらなくなりました。(笑)
洗い出しして、仕上げ。
それから外周の土留め石。
庭の範囲を明確にします。
庭は区切ることによって奥深くなります。
客土して植栽。
カブトムシが作った自家製腐葉土や炭や木灰を混ぜています。
植えたのは、アオダモ、ヤマボウシ、シャラ、トキワマンサク、ハナモモ、フイリマサキ、キンモクセイなど。
下草を植えると景がもっと締まりますが、施主様のお楽しみに残しておきました。
現場は自宅から歩いて10分のご近所。
顔見知りの人達が、毎日声をかけてくれました。
ありがとうございました。
さていよいよ剪定シーズンが始まりました。
これから盆まで大雨の日以外は休みなしです。
このひと月の間に回ったお庭たち。
昨年作らせていただいたこのお庭。
ご夫婦がこまめに除草されていていつも綺麗です。
こちらは2年前に作らせていただいたお庭。
アジュガやリシマキアがびっしり広がりました。
駐車場側のバラも大きくなりました。
こちらは10年も前からお手入れに入らせていただいているお庭。
少しづつ、作り変えさせていただいております。
こちらは、独立して最初の頃からお手入れさせていただいているお屋敷。
いつもお世話になっております。
こちらのお庭は作庭してもう8年目になります。
初めて版築塀を作らせていただいたお庭でした。
旅館の松の手入れも始まりました。
二連梯子組み合わせて樹冠に手を入れています。
さすがにびびります。
毎年同じ頃にお伺いしているお客様に元気をいただきながら、仕事させてもらっています。
本当にいつもありがとうございます。
上期の剪定シーズン=梅雨の季節。
雨にも風にも夏の暑さにも負けず、お盆までがんばります。
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いそいそと作業着に着替えて、刈り払い機軽トラに積んで、土場の草刈りに出向こうとしたら、またパラパラと雨。
今日は諦めて家に籠ります。
連休前後は家周りの造成にかまけておりました。
バックフォーレンタルして、
原野にクルマの入れる通路を作ります。
モミジの根系を傷めないよう気を付けながら、駐車場も広くします。
法面下には暗渠用に敷地に生えている竹を埋めました。
モミジに繋がれていたとらすけ(♀)は、所在なさげにうろうろ。
上までの通路ができました。
この通路を作ったのは、狭い入口を拡張して、残土を上の土地に運びたかったためです。
この石積、入口付近でブロック除いた高さが3mあります。
幅は2t車がやっと通れる狭さ。
ここを広げるのには、この石積みを壊さなければなりません。
ブロックは簡単に壊れました。
続いて、先日伐採したカヤの木の伐根。
拡張しなければならない場所に生えていました。
やっと掘り取った根は、ダンプいっぱいの大きさでした。
石積の裏はこんな感じ。
バックフォーの爪で壊そうとしましたが、このクラスのマシーンでは歯が立たず。
余裕もないので、石積壊しは次回にして、通路両脇の植栽と砂利敷き。
畑に余っていたトキワマンサクとキンモクセイを植えました。
広くなった駐車場の木陰で休む犬。
さて、手を付けたいことは山積しており、その一つが外壁改修。
古いトタンの外壁を、焼き杉板か何かで張り替えるのが希望でしたが、資金も時間もなく、取り敢えずペンキで塗りなおすことにしました。
作業前。
作業後。
まだ裏面が残っています。(泣)
玄関両脇のジャイアンのセーターのような模様もなんとかしたい。
最後に、敷地に生えている出猩々(デショウジョウ)の七変化。
鮮やかに赤かった新葉が、
ところどころオレンジ色になり、
しだいに緑が増えて、
今では普通のイロハモミジと変わらなくなりました。
これが秋にはまた紅葉します。
不可思議ながら嬉しい季節です。
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先月苦労した芝桜、見事に咲いてくれました。
また別の現場では家屋建て替えに伴う庭の解体工事。
昨年まで手入れしていた植木をやむを得ず伐採。
妙な疲れが出ました。
伐採後の石組み。
しっかり組んであります。
景石も撤去。
全部鮫川石。
次の出番まで、自宅の隅で休んでもらいます。
新しいお庭作りが始まっています。
玄関前の石張り。
苔目地にしました。
デッキ前に芝張り。
園路工事と版築基礎。
ここまで来て今日の雨になってしまいました。
まったく一人でよくやります。
今日の雨は、良い骨休め。
雨の日には雨の日に出来ることをする。
じたばたしない。
そう自分に言い聞かせて久々のブログアップでした。
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梅は咲いたか 桜はまだかいな
柳ャなよなよ風次第
山吹や浮気で 色ばっかり
しょんがいな ♪
この時季になるとつい口ずさんでしまう江戸端唄、植木畑にストックしてある植物たちも、次々に花開いています。
紅白に咲き分ける梅、「思いのまま」。
開花の早い落葉ツツジ、「吉野ツツジ」。
和紙の原料になる「ミツマタ」。
一雨ごとに雑草もぐんぐん伸びて、また植物との格闘が始まります。
先日の芝桜は、なんとか全量植え付け終わりました。
だんだんきつくなる傾斜に、蛙のようにへばりつきました。
昨年からお話のあったお庭にも、ようやく木をいれることが出来ました。
もうすぐ若葉が芽吹いて、ブランコに乗るお子さんに、そよ風が吹くでしょう。
こちらは工場の植裁。
現場の合間に、また競り市で植木を仕入れてきました。
こちらの畑も雑草が伸びてきました。
このあいだ造成した自宅の庭にもいくつか追加植裁しました。
自宅庭は、合間仕事なので、いつまでも「工事中」です。
紅枝垂桜がもうすぐ開花しそうです。
夕方、奥の山に分け入ってみました。
「からさわ」の地名の通り、ほとんど水のない沢が奥まで続いています。
とらすけ(♀13歳)が笑いながら付いてきます。
山の中でモリイ(♀2歳)に出会いました。
すばしっこくて現場写真は撮れませんでしたが、こんなところまで出張っているようです。
ときどき野鳥など捕ってきて、家の中を羽毛だらけにします。
夕方5時過ぎてもまだ明るいので、3月に伐った榧(かや)の木の皮むきをしました。
土塀や竹垣の柱用にストックして置きます。
両側に取っ手のあるこの道具は「銑(セン)」といいます。
よく切れます。
表皮の下の赤身と白身、だんだん動物の肉をそぎ落としているような気になってきます。
植物も動物も、そしてこの自分も、同じ時のなかを生き循環しているのかも知れません。
過去も未来も、線形として考えればその膨大さに目がくらみます。
けれど循環する現在として感じれば、新しい根が伸び、芽がふくらみ、また花開いてゆくような気がします。
そんな気持ちで木を植えています。
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メジロもちらほら見かけるようになりました。
山も新芽が動き出して、赤ん坊の肌のように薄桃色です。
あれから、お客様仕事の合間に自宅敷地の榧の木を伐採したり、
(向こうの山が見えるようになりました)
ひたすら薪割りに勤しんだり、
建屋近くの法面を整地・移植して、庭作りめいたことをしていました。
去年の7月の同じ場所の景。
ガマズミ(カリンカ)の実が紅く美しかったのですが、長年の降雨で土砂が家側に押し出され、建屋が湿気ぽかったので、いつかなんとかしたいと思っていたのでした。
カリンカ以外は全部移植・伐採しました。
奥の竹藪を払ったら、渓の側に調整池のような窪地がありました。
セキショウ(石菖)が自生しています。
山水を濾過するタンクのようなものがありますので、昔の住人の工夫の跡なのでしょう。
以前、ここより500mほど上の開拓集落に住んでいた頃、乾期の水涸れに苦労したことがありますので、「ヒネルトジャー」の水道は、本当にありがたいです。
さて、自宅周りで遊んでばかりはいられません。
老人介護施設の、法面一面に芝桜を植える仕事をいただきました。
まず表土の雑草根やガラなどを丁寧に取り除き、
腐葉土・木炭・完熟牛糞堆肥などを混入し、
ひたすら植え付けます。
166?、4150ポット。
粘土地盤なので、なかなか捗りません。
膝腰が痛みます。
こちらの施設に昨秋植えさせていただいたサクラが咲いています。
河津桜なので早いです。
施設の職員さんや、入所しているご老人たちに大変喜んでいただいているようです。
いのちの春。
春の音。
芝桜植え付けはまだ、半分終わったというところ。
膝腰さすって頑張ります。
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脚立に乗っていても吹き飛ばされそうになります。
そんな中、工場の樹木剪定。
マテバシイ。
メタセコイア。
寒風の季節は寒肥の季節です。
腐葉土、牛糞、木炭、木灰を混ぜています。
大バールでぐりぐり、出来るだけ深く穴を掘り、シャベルで肥料を詰め込みます。
大バールでやると根を傷つけず、穴を深く掘れるので、根回りのエアレーションを兼ねることが出来ます。
腐葉土、木炭は、有効微生物の繁殖にも役立ちます。
今日も寒肥仕事の予定でしたが、朝からこんな天気。
すっぱりあきらめて、事務仕事に勤しみます。
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昨年、5月に引っ越した我が家の敷地には、物置が二つありました。
ひとつは、昔この辺りでコンニャク栽培が盛んだった頃の、コンニャク芋燻し用の蔵に付随したもの。
雨漏りして、半ば朽ちかけていました。
中には、昔懐かしい足踏み式脱穀機や杵や臼、田んぼの手植え用の道具など、色んな物が雨漏りの中保管されていました。
それらを片付け、棚を作り、仕事の道具や材料を置けるようにしました。
屋根を葺き、あり合わせの窓ガラスを入れ、
日当たりのいい外壁側に、薪棚を作りました。
もう一つは、竹林のなかでもっと朽ち果てていた物置。
取り敢えず、屋根を葺き直し。
室内を片付け、雑巾がけしました。
なんとなく宮沢賢治の羅須地人協会の教室のようになりました。
それでも外側はまだこんな感じ。
この状態をなんとかしたくて半年以上が過ぎ、やっと先週手を付けることが出来ました。
まずは、周りの竹林を整理し、朽ちた構造を解体。
すっきりスペースが出来ました。
そこに単管パイプと赤松垂木で構造を作ってゆきます。
ポリカーボネイトで屋根を葺き、
少しずつ道具を整理収納しました。
コンニャク蔵には薪棚を付け足しました。
引っ越し前も、ホームセンターで買った安い薪ストーブを自分で煙突取付け使っていたのですが、
引っ越しリフォームを機に、この度ふんばって新調しました。
デンマーク製 Hwam(ワム)4620 です。
火のある生活は良いものです。
身体暖めて、また頑張ります。
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凍土との闘いは続きます。
スコップもツルハシも効きません。
ピックシャベルでなんとか凌ぎました。
板塀の柱を立てた頃は、さくさくの山砂。
ちょっとした気温差で、こんなにも自然は様相を変えるのですね。
腕が上がらなくなる頃、なんとか終了。
夕闇が迫っていました。
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北側のお庭は、厳しい寒さ。
それでも板塀は、横板取付まで終わりました。
あとは仕上げ塗装を残すのみ。
(三度塗りしています。)
今回は、この柱間に自然石を並べるまでがお仕事です。
朝いち、土場で手頃な石を積み込んでゆきます。
背景のこの杉林にはムササビが棲んでいます。
いつかの秋、カラスがやけに騒ぐので何かと見たら、リスのような生き物が敏捷に幹を上り下りし、隣の幹まで腕を広げて滑空していました。
しばし呆けて時を忘れました。
現場での石並べ。
ただ柱間をつなぐのではなく、少しロックガーデン風にふくらませています。
けれど日の当たらない北側は、地面が凍ってスコップが刺さりません。
悪戦苦闘していると、今度は吹雪いてきました。
空には斑に厚い雪雲。
今日はもう撤退します。
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現場は、柱建てまで終わりました。
3時の一服の頃、田圃道を通って、いつものように小学生たちが集団下校してきます。
引率している女先生に見覚えがあったので、声をかけました。
「あの時の仔猫、元気に育っています」
一昨年秋、このお庭作らせていただいた頃、下校中の女の子が小川にかかった橋の上から、盛んに下をのぞき込んで叫んでいるので、行ってみると仔猫が一匹だけ捨てられて鳴いているのでした。
こんなことをしている頃でした。
あまりにあえかな声で鳴くので、軽トラの運転席に乗せ帰り、飼うことにしました。
そのときの仔猫です。
モーリーと名付けました。
先住猫とも慣れ、
すくすく、やんちゃに育ち、
今では我が家のアイドルです。
先生にも写真をお見せしたら、
「子どもたちに伝えます」と喜んでいただけました。
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久しぶりに『植木屋雑記帳』http://www.uekichi.net/zakki/index.htmを更新しました。
仕事しながら感じた、日々の雑感のようなものです。
さて、現場は一昨年秋に作庭させていただきましたお庭。
こちらの北側の法面沿いに板塀を作り、石を並べてゆきます。
陽の当たらない冬場の北庭の工事は凍てつきますが、鼻水垂らしながら頑張ります。
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すっかり更新をサボってしまったこのブログ、新年から「植吉現場日記」と名を変え、日々の仕事のご報告と雑感を記させていただきます。
まずは昨年11月にお仕事させていただいた現場から。
2m×4mくらいの坪庭。黒竹とアオキ、タマリュウ、錆砂利で構成しました。
板塀で囲われた浴室前。
小さな築山を形成して桂モミジ、紅白に咲き分ける梅(思いのまま)、白玉椿、紫陽花などで構成してありますが、すみません、写真にはほとんどモミジしか写っていません。
玄関前。いつもの版築で門柱。
雨落ちの下にお客様所有の壺をいれ、鮫川石で囲っています。
玄関脇の茶庭。(塩ビの竹垣は建築側施工)
つくばいの施工過程。
上水、排水の配管を通し。
竹筒に穴を開け。
「海」を形成。
筧のバルブは瓦で囲いました。
下草や低木を植えて完成。
つくばい前の犬走りは、三和土仕上げ。ひふみ石で模様付けしました。
今回の作庭で一番手間が掛かったのが、アプローチ舗装。
まず縁石で植裁スペースの土留め。
大小の模様石を仕入れ、
伸縮目地を入れ、
レベルに合わせて据えてゆきます。
舗装はいつもお世話になってる大和田左官さん。
カラクリート仕上げです。
道路側入り口は、結構なスロープ。
いつもながら丁寧な仕事をしてくれます。
休憩時間に大工さんも交え、記念撮影。
にぎやかです。
アプローチ仕上げ。
まだ白華が残っていますが、しだいに本来の色合いに戻ってきます。
今回は、お客様直接ではなく、建築側ご依頼のお仕事でした。(株式会社創建舎様)
お世話になりました。
]]>
朝露も地面をしっかり濡らすようになって、もうすぐ霜がおりる季節もやってきます。
秋の日のつるべ落としで、この時期は午後の仕事が急かされます。
今回ご紹介するのは、こんなに秋が深まるよりもっと前の先月の仕事です。
2014年にリフォームしたお庭の、土壌改良とミニリフォームです。
こちらが施工前のおしごとです。
一昨年作ったときに比べると、植物も石も庭に馴染んできました。
一部、生育がよくない木があったので、土壌改良を行いました。
牛糞バーク堆肥に木炭を深く埋込みました。
土壌改良が終わった後埋め戻し、また、新たに追加植栽もして、きれいに整地しました。
その上に、防草シートを敷いていきます。
防草シートの上に錆砂利を載せて化粧しました。
一昨年石張りをした目地には、苔が乗ってきていました。
苔が乗ると、風情がでて、また雰囲気がよくなります。
錆砂利にもとてもあいます。
こうしておきますと、雑草管理はもちろんラクになりますし、雨天時の泥はねもなくなります。
お客さまにも雰囲気がさらによくなったと、とてもご好評いただけました。
いわきの工事仕事は、相変わらずの人手不足で、お客様にはお待たせしてしまう状態が続いております。
私ども植吉は、ひと庭ひと庭、こころを込めて作らせていただいております。
お待ちのお客様、どうぞいましばらくご辛抱いただけますよう、お願い申し上げます。
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北海道では、雪が降ったとのことですが、紅葉も間近ですね。
さて、新築のお宅のお庭作りに入らせてもらいました。
建物と調和する植裁を目指します。
植えたのは常緑ヤマボウシ(月光)、シマトネリコ、シャラ、ヤマボウシ、イロハモミジ、ウンリュウヤナギ、ヤマツツジ、ヒトツバタゴ、カエデ、キンモクセイ、サザンカなど。
まず高木で骨格を作り、落葉と常緑のバランス、枝振りが作る空間構成に気を配りながら決めてゆきます。
根もとには小ぶりな景石(みかも石)。下草が映えてきます。
そしていつものように防草シートと砂利敷き。
管理するところ、管理の手間を省けるところを区分けしてゆきます。
今回は、お客様手持ちの青みのある御影砂利を使わせいただきました。
道路側からみた景。
西側の植裁スペースには、トキワマンサクと黄金マサキ。
杉板の外壁がひきたつように。
下校途中の小学生たちが、「わあ、おしゃれ〜」と口々に言ってくれたのがうれしかったです。
これからお客様とともに、さらに素敵な庭に育っていただけたらうれしいです。
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親方は、毎日天気予報を数種類見比べながら、しぶい顔をしたり、アタマを抱えたり。
シトシト雨の時は、天気予報も微妙なので、その日の朝の勘頼みになります。
10月はどうか、好天が続きますように、と祈りながら、毎日現場へ向かっています。
さて、こちらは5月に途中まで施工して、盆明けの仕上げ待ちとなっていた新規作庭現場です。
これまでお手入れに入らせていただいていましたが、ご自宅を全面改築されることになり、お庭造りのご依頼をいただきました。
まっさらになった敷地です。
まずは、石張りテラスです。この施工は5月でした。
桜御影石とこの辺りでは呼んでいる自然石を、コヤスケやビシャンという石道具で、割ったり叩いたりして目地を合わせてゆきます。
石張りテラスの完成です。
石張りの周りに植裁してゆきます。
緑が入ると、石とのコントラストがくっきりして締まって見えてきます。
全体にも、バランスを見ながら植えていきます。
植裁は、それだけで一気に空間を作ってしまうので、楽しみと同時に緊張する作業です。
今回の植裁は、道路側からの目隠しを意識しつつ、ナチュラルな雰囲気を目指しました。
庭の中に園路を配置し、島のように配植しました。
そして、植裁の「島」の部分以外には、防草シートを敷き、錆砂利を載せていきます。
2トン車たっぷりの錆砂利です。これが、ほとんどお庭に納まりました。
茨城と栃木の県境にある岩瀬という町まで行って仕入れてきました。
全体に敷き終えました。
このように島状に植栽帯を分けると、手入れするところ、しなくていいところがはっきり見えるので、庭に植物は欲しいけれど、雑草管理が大変で心配、と言われるお客様に、ご好評いただいております。
なるべくラクしながら、植物も楽しめるお庭造りをご提案していきたいと思っています。
道路から見えるお庭です
アオダモ、シルバープリペット、トキワマンサク、ヤマボウシ、モミジ、ヒトツバタゴなどを植えました。
やわらかな枝振りをみせて、道行く方にも楽しんでいただけるのではないかと思います。
————————従業員募集————————————
業務多忙につき、引き続き、従業員さんを募集しています。
一緒に、素敵な空間つくりをしてみたいと思われる、
庭作りや植物にご興味をお持ちの方のご応募、お待ちしています。
詳しくは、こちらをご覧下さい。
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お盆前にお手入れを依頼されるお客様が多いですが、本当は植物の生育ピークが終わる今頃からのお手入れの方が、植木にはやさしいものです。
こちらは、お手入れと一緒に少しずつお庭の改修をさせてもらったお庭です。
植えたコナラやアラカシ、アオダモ、アオハダ、ヤマボウシ、ジューンベリー、みんな根付いて大きくなりました。
作らせていたいただいた小流れも、すっかり馴染んでいます。
お客さまに大切にしてもらえている様子なのが、なにより嬉しいです。
庭の外はまだ残暑厳しい日差しの中でも、木立の中の流れは涼やかです。
根本のコケも良い感じで育ってくれています。
こちらのお庭に関わらせていただいて、もう10年を越えました。
時間と空間、来し方行く末、夏の終わりのツクツクボウシが、コナラの幹で鳴いていました。
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うちのあたりは、雨も風も思っていたほどではなく、午後からは晴れ間が見えていました。
戦々恐々としていたぶん、拍子抜けしたような気分ですが、ちょうど自転車小屋を作っていたところだったので、強風で壊れなくてよかった、と胸を撫で下ろしています。
現場は、昨年お庭作りをさせていただいたお宅です。
お庭と雰囲気をあわせた自転車小屋をと、ご依頼いただきました。
下地は舗装をするために掘削して砂利をいれてあります。
塗装した柱材を組んで小屋の形を作っていきます。
だいたい形が仕上がってきたところです。
このあと、下地に石模様の舗装をしたのですが、夜暗くなってしまったので写真は撮れませんでした。
昨年作ったバラ棚との組み合わせもばっちりです。(腰板を張る前の写真です。)
小さな苗木だったバラも1年経って、大きくなってきました。
昨春、土壁風に塗り直した土留めブロック。
ハツユキカズラやプリペットも大きくなってやらわかい雰囲気です。
施工前はこんな感じでした。
施工直後。
こうして、お客様に慈しまれて育っていくお庭を見させて貰うのは、庭作りをする上でのなによりの喜びです。
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この季節の現場仕事は、冷たい水が命ですね。
小まめに水分補給をして身体を冷やしながら、毎日の仕事を進めています。
さて、こちらは暑くなる前の5月末から6月にかけてのお仕事です。
以前、部分改修と言うことで、駐車場の石張りなどをさせていただき、その後、お手入れにも入らせてもらっていました。
こちらがその時の石張りです。
今回は主庭を作り直したい、とのご依頼でした。
草引きなどの管理が大変なので、なるべく手間のかからない、かといって、なにもないのは味気ないので、季節の移り変わりは楽しめるようにしたい、とのご要望にお応えするプランを作らせていただきました。
改修前の写真です。
工事スタートです。
まず、バックホーをいれて、芝を剥ぎ取り、既存の石や木を移動させて行きます。
すべて撤去するのではなく、一部分を石で囲って「島」のような感じで残し、またそこに一部の植物を移動させました。
そして、園路を石張りで作っていきます。
最初はライン出し、いつものように園路のラインに沿って石を置いていきます。
ラインが少しずつ出来てきました。
そして、あとは、パズルのように埋めていきます。
パズル同様に、残りが少なくなるほど時間がかかってしまいます。
このころからだんだん暑くなり、石を見るのが嫌になるほど石に向かい合いました。
夢にも石の合端(あいば=石と石のすきま)が出てきます。
植物を植えてある「島」と園路以外のところは、防草シートを敷きました。
そして、その上に錆砂利を入れて仕上がりです。
管理は最低限で、植物を楽しめるお庭になりました。
こんな風にスペースを区切れば、雑草管理もそんなに負担にならないでお庭をお楽しみいただけるようになります。
以前工事させていただいた石張りとのつながりもばっちりです。
植吉では、今回のように、なるべく少ない管理でお庭の植物は楽しみたいというご要望にもお応えするデザインをご提案いたします。お庭の管理にお困りの方も、ご相談下さい。
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親方はアシナガ蜂に刺されながら、毎日盆前剪定にてんてこ舞いです。
今年の梅雨は、シトシトシトシト、梅雨らしいお天気が続きました。
合羽を着ての仕事も多く、現場仕事は汚れ物が多いので、あっという間に洗濯物がたまってしまいます。
さて、今日ご紹介するのは、「サクラの花の咲く頃に」とお待ちいただいていた、お庭の仕上げ工事の様子です。
生コン打設の凍結を怖れて、暖かくなる時期を待っていました。
(ご紹介が遅れているお客様、申し訳ありません。順次アップさせていただきます。)
駐車場、まずは、模様石を据付です。
厚みが20cm前後あるものもあり、レベルを合わせるのが大変でした。
コンクリート表面の強度が増すカラクリートで仕上げました。
シンボルツリーにアオダモの株立、周りに柔らかな枝振りのイロハモミジやトサミズキなど植え、
足元は下草で締めていきます。
この工事をしたのは5月上旬。
敷地の向こう側、板塀の裏側には水を張った田が広がり、板塀の向こうで田植えを終えた稲が育ち始めていました。
この時期はまるで、湖の側にいるような雰囲気を楽しめました。
借景というと少し大げさかも知れませんが、内と外の空間がうまくつながると、なんとなくニンマリしてしまいます。
秋の金の稲穂が立つ頃の景色も楽しみです。
お客様には、中途半端なまま、しばらくお待たせしてしまって申し訳ありませんでした。
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すっかりご無沙汰してしまいました。
5月におなじ田人の中で、ご近所に引っ越しをしました。
築70年の家から、築45年の家に移って、住み処が新しくなりました。
親方は、リフォームの壁塗りを自分でするのだと言い張り、お休みをいただいて壁塗りしました。
そのぶん、お待たせしてしまったお客様にはご迷惑をおかけしました。
若い人に手伝って貰って壁塗り作業中。
珪藻土塗り。
梁にはサンダーをかけ柿渋を塗りました。
さて、引っ越し前に途中まで載せていたお庭の仕上がり写真です。
木立の中を、流れが小さく水音を響かせます。
ご自宅の二階からの眺めです。
元々植えられていたモミジが、程良い陰を作ってくれています。
お客さまが、流れの前に、さっそく椅子を置かれました。
水音と一緒に、涼しい空気も流れるので、これからの暑くなる時期の夕涼みにぴったりです。
土留めを兼ねた石積みの前においた手水鉢も、下草を植えると、ぐっと雰囲気が出ました。
お部屋の中からの窓越しには、こんな風に見えます。
お庭へあがるステップです。
建物とお庭がお互いに調和しながらつながるように。
玄関前のアプローチ園路を二階から撮らせていただきました。
木立の影がアプローチに落ちて、緑が濃くなる時期には、日差しを避けながら歩くことができると思います。
元々あったお庭のリフォーム工事だった今回は、既存の樹木が大きく、また、それをなるべく生かしながら、とのお施主様のご希望でした。
植えられていた木々の魅力がいっそう引き立つお庭になっていればいいなと思います。
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